short-9

ひとに

さいごにふれたのは

いつだろう

ずっとずっとずっと

まえな

そんなきがする

ひとはごみのようだとひゆされるほど

このよにいすぎてるのに

ぼくのこころには

だれもいない

だれもいないよ

いてはくれないよ

でもね

ぼくは

ぼくのひとりをとられるのが

すごくこわいんだ

ぼくのこどくを

とりきらないで

どうか

どうか

かべいちまいへだてたむこうがわ

ぼくのとなりにいて

せじょうするしあいだにまどもないけれど

ぼくはぼくは

このくうかんがしあわせだ

あんしんだ

ぼくをだきしめて

どうじに

ぼくにはいってこないでぜったい

とかんじるんだ

どちらもつよいの

だから

どっちもひょうげんできないと

ぼくはぼくをみたせないの

あいにーどゆーなんて

よくいったよね

にんげんみな

ひとりきりでいきられたらいいのに

ふくすうでせっくすしていきるしすてむのなかで

いびつなよくをいだくぼくは

どういきたらいいんだよ

どういきたらいいんだ

ぼくは

なにがしたい？

なにをしてるのがたのしい？

ほんとうはほんとうは

ほんとうは

     『いきができない』