MOIMOIchance@woman

その日気になったものたちが一人で歩き出した。そんなブログ

Short-22

 

『こんにちは

 

 

 さようなら』

 

 

--------------

 

わたしは

 

きづいていた

 

かれの

 

きもちに

 

いや、

 

 

うそ

 

 

じぶんのきもちに。

 

 

、、、

 

んー

 

 

うそだ。

 

 

わからない本当なんて

 

わかっていて隠すのか

そもそもわかっていないのか

もはやわからないな。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

目が覚めたら

来たときと同じ暗さの部屋で

上半身裸"のだけの"男と寝ていた。

 

わたしは

事後、ベビードール(わりと悩んで買った)を自分で整え眠ったその姿のままであらわれた

 

まぁ綺麗なもんで。

 

 なぜだ

むなしい。

 

好きな人の隣で

寝てたのに

 

なぜこんなにも遠いんだろう

愛しいより

 

ずっとずっと

 

ワタシの心にあるのは

 

"怖さ"

 

 

 

抱きつき、 たい

おはようとキスと共に

そして彼のにおいをかいで

もう一度腕に力をこめるの。

 

したいと思いつつもしようともせず

ぼーっとみていた

感情を圧し殺すように

否定するように

怖さにおびえるだけの臆病者。

 

 

わたしとは反対側をむいて寝る彼

寝返り打つ度

遠く離れていく彼のせなか

 

わたしに手を伸ばすことも

抱き締められながら目が覚めることも

 

ない

 

いとおしそうにわたしの方を向いていることも

ない

 

デジャウ

思い出した

 

これはセフレとの朝と

同じだって。

気づいてしまったらもう

恐怖はおさえられなくなっていた

 

こころとからだはこわばり

素直からはどんどんどんどんかけはなれていく。

 

さむい、、、、

 

彼が動いた

「寒いよ」

 

そういわれて引き取られてく掛け布団

残されたワタシをなんともいえない顔で見つめながら

彼に引き取られていく掛け布団。

 

ふたり、の、

 

掛け布団。

 

 

 

 

切なかった

傷ついた

悲しかった

 

一緒に、いたい。

 

 

それだけなのに。

 

それらぜんぶ口にして

伝えて

 

そんなのもできないのは

怖いから

不安だから

 

堂々巡りなのかな

 

 

 

怖いことでも飛び越えて

伝えて

 

 

、、、、

もう、遅いかも

 

 

あのときの彼は

戻っては来ないかも

 

 

わたしはわたしは、、

 

 

 

 

 

-----------

こんにちは

そして さようなら。

 

 どうしたらわたしはしあわせになれる?

なぜではなくて

どうしたらいい?

 

どう、したい?

 

 

いつまでだって待ってるから。

 

 

 

Short-21


拝啓 高居さま

―――――― … 。




人に罪悪感を与えて

自分と同じ苦しみをわかれと言わんばかりに

相手の自由までもに干渉

自分の手におさめようとする。



そーいう奴等が大嫌いだった


そうしたところで
あなたに自由がおとずれるわけでもないのに

とっとと抜ける努力をしろよって

そう思ってた。




けど

今ならわかる。

別に
わかりたくもなかったんだけど。

そーいうことをする奴等ってのは

「罪悪感与えて
人の自由をむしりくってんじゃねーよ

そうしたところで
あなたに自由がおとずれるわけでもないのにさ。ばかなの?

とっとと抜ける努力をしろよな」



『ここから抜ける努力をしたって!!!
 人を妬まず、学びを得ようとして生きたって
 

 自由なんて
 おとずれなかったからだよ!!!!』



ハッとした。







人間は
やってみてダメだった時

本当に、 おちてく


その努力が足りない
なんてのは
きっと他人である者には決して言えないことで

初めから
ぎゃーぎゃーやりもしないで騒ぐのは別だけど

そうでなく、
やっていった末に
「なんだ
嘘じゃん」

ってなったとき

180度
自身がかわってしまうんだとおもう。



教養でもなく
宗教でもなく

実体験から"わかった"こと


わたしは啼き始めた



あぁ


あぁ


あぁ





わたしは
その考えにいたれるまでに努力できたんだ

ということと

認識できるうちに
なんとかしたい

という気持ち



はぁはぁはぁ



透明な頃ほど
自分を嫌う

おとなになって
少し知識を得てまるくなって
許せるようになった頃には
もう汚い色にまみれてるんだ。


透明な透明な
ただ透明なわたし


『若さを利用させない』
それはこの世界のルールだと思う。

じじい達の代からそうしてきたことで
勝手に強いられるルール、価値観


わたしは抗いたかった

でも
若いとき
幼いとき

面倒見てくれるのは大人なんだよ


大人がキラキラしてなきゃ

やっぱり終わると思う



だからわたしは

わたしは。。

Short-20

「となり座っていい?」
のぞきこむ彼女

「おっ。 いいよ」
嬉しそうな彼氏



ここでいう彼女彼氏は
SHEとHEである。

おそらく、
付き合ってはない

とおもう。



そんな全てに自信があるような
すべてが輝くような

なんていうかな
若さを携えて

目の前の男女ふたりが
お話をしている。

季節は12月


話を聞く限り
どうやら高三で
お互いの大学は別らしい。




二人の間は
人一人分より少し短いくらいの
絶妙な距離があいている。

もちろん
ド田舎のこの時間帯
電車の席はガラガラである。



今さらになって思う

スカートの破壊力




そんな彼らを眺めて
なんだかキラキラしてんな

と思う私は24歳
さして年老いてる年齢でもない

むしろ
学校という檻から、システムから
解放され
自由を謳歌してる

はず、だ。



社会
つまり仕事、職というのは
大人のあそびだって
思う。


でもまわりをみてみる

遊んでるおとななんているだろうか?


遊べる人たちは
遊べる余裕(つまり金)が
あったのだろうか。



わたしは
高校の時のわたしが思い描いた場所には
いなかった。

そして
なりたくもないおとなに
馴染めと強要されたさきにあったのは

わたし の崩壊

つまり
老い だった。






彼らを見る

ぎゃーぎゃーきゃーきゃー
うるさくのたうちまわり
話題がないから愚痴を言う

そういうガキは大嫌いだ

楽しくないもの

あそこにあるのは
怯えでしかないと
そうおもっていた。


彼らは
静かだった
そこまで話さなかった

けど
遥かに楽しそうだった。
嬉しさや愛発信の
いろんな感情を感じた。



わたしは本当に
見た目というものがわからない。
説明しないといけない大人たちのことも。


はぁ



でもこうして彼らのような若さを見ると
わたしのなかに確かにあったわたし
を再び見つけてあげれた気がして

ちょっと感謝する。


わたしはこの先

ちゃんと
キラキラできるかな。


他人どうこうでなく
わたしの目がキラキラした

そんな生き方。




そう思ってる間に

最寄り駅についた。




いまのあたしは

なんだかとても惨めで

仲間にも会いたくない
返信もしたくない
顔なんてだせない

だってなにもしてないのだから。

そうやって
心を隠してしまうのも、いやだ

なんて
どうどうめぐりだ。。

かくしてもかくしても出るボロ

かくさなくてもいいよだなんて
どうしたらおもえるだろうか。


改札を出る。