short-3
"星降る夜だった"
その言葉通り
僕たちが住む ここ に
煌めく星が堕ちてきたのだ
まるで
ずっとこうしたかった とでも言うように
彼らは思い止まることなくまっすぐと
ここ に堕ちた
黒でなく紺色のステージを
僕は特別好いていた
紺にはじまる白い光が好きなのだ
そんな日のこと
僕は彼女の裸をみた
何も身に付けていない白い曲線は
重さを手に入れた宇宙だった
何も言わない春夏は
静かに目を閉じた
僕は彼女に吸い込まれるように張り付いた
いや、
抱き染めた
まるで
ずっとこうしたかった とでも言うように
『HERE』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
女は全て母である
母(子宮)に還りたいと人間はどこかで思っている
だから
女に求めるのは癒しであって
そんな気は更々なくとも癒せてしまうのが女の力
女性性がそうさせるのではない
ましてや性器は問題でない
重要なのは
彼女が彼女であること
女としてうまれた魂に
全ての母の遺伝子が入っている
もともととても宇宙的な存在が女性なのかもしれない。
不適合といいたいわけでなく、区別するなら社会的ではない。