二人
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ふたりきり
それは
この世で最も切なく
最も尊い宝物
『式の前日 /穂積』裏表紙より抜粋
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人類の最小単位は、
二人なのではないのかな
タナトスを受け止めあって
認めて
リビドー(生.性=子孫)へと繋げる
他者が存在する本質的な意義は
自己が自己であるために
自身のタナトスを自己にむけないために生まれたもの。
自己が自己で生きようとした時点で
他から攻撃を受け攻撃をする
このことはわかってたのだ
それが幸せなのかはわからない
その逆は
全てが子宮に返ること。
完全なる調和(ハーモニスク)は
他と自己が区別できない全融合の世界
人間に備わってしまったとされる
"知恵"が消え失せた世界だ。
聖書では
神や天使(りんごを食わせた蛇は天使だった説も)はこれを望んでいる
生命と知恵
その両方が備わると神に近い存在になってしまうから。(なぜそれをそこまで嫌がるかは謎。神にモデルでもいたのか?)
それまでの人間は他者がいなかった
知恵を得てから
アダムとイブは恥部を葉で隠すようになる
つまり
完全なる調和は、
それらを隠す前に戻るのだ
すごく不思議なのだが
旧約聖書は誰がかいたのか?
古代文明はなぜ滅んだのか
未来から誰かがきて
過去をやりなおそうとした
もしくは操作しようとした
そう思っても不思議ではないんだよな
Todays MOI
ハーモニスクといえば
伊藤計画(イトウ ケイカク)のハーモニー おすすめ。
同著者の虐殺器官はハーモニー程小説らしくなくどちらかというとメッセージ性主体の話の進行だが必読だとおもう。
ハーモニーが未来
虐殺器官 が今
そんな感じです